新約 とある魔術の禁書目録4

新約に入ってからとにかく話がどんどん進むこのシリーズ、今回はなんと格闘大会! だったんですが一瞬で終わり、始まったのは「木原」とグレムリンの戦い。
まあ毎度のことなんですがキャラが出てきては消えてゆき、を繰り返すんで、話の流れをつかむのに精一杯で、特にシギンがどうやってどうなったかなんてあとがきを読むまでさっぱり分からなかった。上条さんがどうやってぶち壊してきたのとかも、正直、読んでる途中は全く分からなかったけれど、その辺はなんとなーくな感じで読んで、物語のクライマックスを楽しむのが吉だと思った。
しかし、美琴が出てこないってのはいただけない……。

ココロコネクト ユメランダム

ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫)

ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫)

今回〈ふうせんかずら〉から課せられたのは「夢中透視」。本人たちに直接影響が出るわけでもなく、〈ふうせんかずら〉曰く「ボーナスステージ」。しかし、この「力」を巡って、文研部内に亀裂が……。というのが今作のあらすじ。
今回はとことん太一の「ダメな部分」が描かれて、それを逆にきちんと人間としての成長の話としていた。まだ成長した部分ってのは描き切られていないけれど、それはきっと次の巻でしっかりと見せてくれると思う。
そんで、クライマックスの永瀬がイイ女すぎた。あれは惚れてしまってもおかしくない。いや、俺は稲葉ん一筋だけれど。
で、次は短篇集。というかそろそろ終わりが見えてきて、少し寂しい気もするけれど、丁度いいのかもね。もちろんアニメは楽しみにしてる。

ソードアート・オンライン9 アリシゼーション・ビギニング

新章。「ビギニング」の通り、半分位がプロローグ的な話。情景描写が深くて、視覚がメインのMMOを綺麗に描写してた。プロローグだけあって、なにか分かりそうで、でも分からない感じで物語の序盤は進み、後半は少しの種明かしをしつつ謎は保ったまま、次の巻への期待を盛り上げてた。
とりあえず、セルカが超可愛かったんだけど10巻ではもう出番なさそうなんで俺悲しいです。

3月発売のライトノベルまとめ

注意 / ご利用は自己責任でお願いします。
角川スニーカー文庫 / 毎月1日発売
HJ文庫 / 毎月1日発売
電撃文庫 / 毎月10日発売
  • 新約 とある魔術の禁書目録(4)
  • ゴールデンタイム4 裏腹なるdon't look back
  • れでぃ×ばと!(13)
  • 9S<ナインエス>XI true side
  • ご主人様は山猫姫9 帝国崩壊編
  • 花×華(5)
  • 彼女(アイドル)はつっこまれるのが好き!6
  • 俺ミーツリトルデビル! 3 ひと夏のフェニックス
  • アイドライジング!(4)
  • アンチリテラル数秘術師5
  • 死想図書館のリヴル・ブランシェV
  • テイルズ オブ エクシリア3
  • 三井澄花と四角い悪魔2
  • 魔王のしもべがあらわれた!
  • オズのダイヤ使い
  • アンダーランド・ドッグス
GA文庫 / 毎月15日発売
スマッシュ文庫 / 毎月15日発売
  • イモート・オブ・ザ・リング
  • ウルトラマン
  • 妹がスーパー戦隊に就職しました
  • 妹がゾンビなんですけど! 3
  • 俺はまだ恋に落ちていない2
  • 双子と幼なじみの四人殺し2
  • 魔法世界は女ばかりで、俺がパパ!?2
富士見ファンタジア文庫 / 毎月20日発売
一迅社文庫 / 毎月20日発売
  • JSが俺を取り合って大変なことになっています
  • 千の魔剣と盾の乙女6
  • 淫魔に狙われた俺のDTが危険なんだが
  • 魔導書が暴れて困ってます。2 ま、どうにかしましょ
MF文庫J / 毎月25日発売
集英社スーパーダッシュ文庫 / 毎月25日発売
  • くずばこに箒星
  • アプローチ、アプローチ。 そして彼女は救いを言った。
  • オワ・ランデ! えろすとら
  • 魔王な使い魔と魔法少女
ファミ通文庫 / 毎月30日発売
  • 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金2
  • キュージュツカ!(2)
  • 黒鋼【くろ】の魔紋修復士【ヒエラ・グラフィコス】1
  • その男、魔法使い"A" 2
  • も女会の不適切【アイ・ド・ラ】な日常1
  • 学校の外階段
  • デキる神になりますん
  • みぃくんのちくわぶ(+俺)
  • お嬢様が、いけないことをたくらんでいます!2
  • フォトカノ ペンタプリズム・メモリーズ(1)
  • セブン=フォートレス リプレイ シェローティアの空砦 (4)七宝珠、覚醒
  • シュヴァルツェスマーケン 3 縹渺たる煉獄の彼方に

蒼穹のカルマ8

ちょっと意外なタイミングでの完結巻。もうそろそろ終わるだろうなとは思ってたけれど、まさかこのタイミングでとは……。
内容は原点回帰かつ伏線回収な豪華な感じ。1巻と同じく授業参観を大筋のテーマとしつつ、今までの話を全部拾って盛り上げていっていた。鷹崎宗吾絡みの話は若干消化不良感がしないでもないけれど、納得のいくまとめにはなってるんじゃないかと思う。エピローグも普通のシリーズでやったら明らかに怒られそうな感じなんだけど、確かに「駆真ならやりかねないな」と思わせられるところも、この一冊の上手さだと思う。
とまあ色々書いたけれど、読んでるときはそういう小難しいことを考えさせずに一気に読ませてくれる勢いの面白さは健在。最後だからといって惜しまず、全力で読んじゃいましょう。
橘公司先生の新作『デート・ア・ライブ』も読んでみたいな。

Another(上)

様々なメディアミックスをされてる人気作。
文庫版は2冊構成なので、どんな現象が起きているのか、のイントロダクションの性質の大きい1冊。もちろん話の急展開もあり、後半ではサブタイトルにもなっている「Why?」も明かされ、次巻の「Who?」への期待も高まる所で引きを作ってたんで、盛り上がってすぐに次を読み始めてしまった。
ところで、これを読んでる途中、部屋の外から猫(らしき動物)の鳴き声がして、夜読んでるのもあってすごく怖かったw

Another(下)

Another(下) (角川文庫)

Another(下) (角川文庫)

物語の謎――「How?」そして「Who?」――が徐々に明かされていく完結巻。じりじりと分かりそうで分からない、そんな状況が続く中、明かされた「結末」にはやられた、と感じた。解説を読む限り、綾辻先生の作品にはそういう傾向があるようだけれど。
その最後の「結末」を読んだ時は、「ミステリー」をこういうふうに作るのもありなのか、と驚いた。ホラーを下敷きにしたミステリ、と書くのは簡単だけれど、実際書くときは綻びが出ないように大変だったんだろうなぁと思った。こういう書き方をするってことは難しさも2倍なんだろうな。ヒントも(読み終わってから気づいたけれど)かなり出てて、特に1個大きいのに読んでる途中気付けなかったのは少し悔しかった。
ところでこれ、映像化できるの?w このネタをどういうふうに表現するのかも楽しみだけれど。

関連項目