東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる

東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる (ファミ通文庫)

東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる (ファミ通文庫)

東雲侑子シリーズ(仮)』の2作目。前作の最後からはしばらく時間が経って、2年生の春からの三並と東雲の物語。
新キャラとして出てきた喜多川がいい感じで、特に三並と東雲とのキャクターとしての対比が綺麗で、かなり物語自体を面白くしてた。こういう作品だとやっぱり外から突っつく3人目の魅力がそのまま作品の面白さにつながるんだなぁと実感した。
劇中作「いとしくにくい」は、一旦読み終わった後、最後の東雲のセリフからかなり穿った読み方をしてみたけれど、たぶん素直に読むのが一番w 「アクアリウムチルドレンのささやかな抵抗」とかこれとか、実際に作品としてまとめられるとそれはそれで面白そう。
まだ次もありそうなんで、凄く楽しみ。