ゴールデンタイム3 仮面舞踏会

大学を舞台とした、ラブコメシリーズの3作目。2巻がすごい角度で終わっていたんで、どんな始まり方をするのかと期待してたら、リンダ関連の回想から。ここで出てくる今回のキーワード「仮面」。
そして本編が始まると、待っていたのは万里と香子のラブラブな日常。前回の最後の大事件も二人にとっては絆を深めるだけだったようで、傍目から見るとただのバカップル。一方、万里とリンダの関係は更に気まずいものとなってしまう。
そんな中、もう一組の気まずい組み合わせのやなっさんと岡ちゃんを取り持つため、万里の家での宅飲みが開催されるが、飲み会が明けてからの香子の様子がおかしく、おまけんの練習の帰りについには泣き出してしまう。
そして、物語は予想外の展開に――。
と、今作も「ゆゆこ節」炸裂で、大学生活を送る登場人物をイキイキと描き出してた。特に万里と香子の掛け合いはまさにバカップルそのもので、読んでてもどかしかったり微笑ましかったり。
ラストの展開は、まさかこのタイミングで、と思わざるを得なかった。今まで以上に次巻が楽しみ。