魔法少女まどか☆マギカ

小説版 魔法少女まどか☆マギカ 初回限定版 【書籍】

（現時点では）今年一番の話題を集めた超有名アニメの、虚淵玄先生（アニメ版脚本）監修によるノベライズ作品。
全編を通してまどかの一人称視点で語られる物語は、最初は癖が強くて読みづらかったんだけれど、物語が佳境に向かうに従ってまどかの心情をしっかりと描き出していて、終盤の盛り上がりを演出してた。この物語を語るには、この書き方しかない、と思わせられた。
あらすじは……別に書かなくてもいいよね（笑）。アニメを見ていない俺が語るよりも、実際に読んで感じてもらいたい。アニメを見た人も、見ていない人も楽しめる作品になっていると思う。
しかし、この「絶望」だらけの作品が何を伝えたかったのかを、一肇先生のあとがきを読んでようやく気付くようではまだまだだなぁ……。