僕は友達が少ない7

僕は友達が少ない 7 (MF文庫J)

僕は友達が少ない 7 (MF文庫J)

前巻はなんとなく中途半端な所で終わってたこのシリーズだけれど、今巻ではとにかく急な展開が色々と。
前巻の続けての学園祭編。学園祭でやることも決まり、それに向けて活動する隣人部が描かれてるんだけれど、中盤からは今まで触れられてこなかった、あるいは明かされなかったことが明かされて、隣人部のメンバーの中にも変化が、と、7巻にしてついに物語が一気に巡りだした。
今作でちょっと目立ったのは夜空と星奈の対比。正ヒロイン二人としてもちろん比べられるべき存在ではあると思うけれど、今回は星奈のしっかりとした部分と、夜空の弱い部分が特に際立っているように感じた。「二回目」とか特にそう。この流れが次にどう繋がるのかなというのが気になるところ。
それと、やはり理科。今までは腐女子+便利な発明家という普通な役回りだったけれど、今回は今までにはなかった立ち振る舞いに、やはり本来はこういう性格のはずなんだよなぁと思わせられた。この一冊の構成をしっかりと立てた、いい役割だったと思う。
8巻はいよいよ学園祭当日。隣人部の部員たちは、リア充の祭典で新しい一歩を踏み出せるのか。注目。
ちなみに、俺が買ったのはDVD付き特装版だった。10月からはアニメも始まり、メディアミックスもどんどん行われるらしい。こちらにも注目。