とある飛空士への夜想曲 上

とある飛空士への夜想曲 上 (ガガガ文庫)

とある飛空士への夜想曲 上 (ガガガ文庫)

「飛空士」シリーズの新作。
「追憶」でも登場した千々石の物語とあって、その「追憶」の前の話かと思ってたんだけど、まさかその直後の話だとは。正直、書いてくれないだろうなぁと思っていたから、単純に読んでて嬉しかった。
上下巻構成ということで、1/3くらいは回想シーンだった。まあこれは前作でもそうだったし、むしろそれを期待してたからなんも文句はないけれど。読んでて湧きあがってくる高揚感みたいなのはたまらないよね。
物語はかなり「分かりやすく」作られているんだけれど、それでも最近珍しい空戦もので、かなりドキドキさせられるものがあった。一番盛り上がるところがもうすぐ来るよ、ってところで引きになったんで、素直に次も楽しんで読もう。